終活とデジタルパスワードの大切さ
自分が亡くなった時に遺族へ残すエンディングノート。終活の一環として死への備えとして準備されることが多いかと思います。 高齢となり自身の今後について考えた時に家族に想いを残したい、また希望する葬儀の内容なども記すことが出来ます。 しかしエンディングノートは高齢に限らず誰しもが、もしもの時のために残しておくべきノートであると考えます。
エンディングノートに記すこと
エンディングノートというと「遺言」のように、家族への想いや希望する葬儀の形のような記し方が印象にあるのではないでしょうか? しかし、エンディングノートには他にも自身にもしもの事があった際に、ご家族が困らないために残しておくべき内容がたくさんございますので ご紹介させて頂きます。
私のこと(大切なもの:保管場所など)
ご家族にご自身のことをどのくらい教えていますでしょうか?免許証・パスポート・保険証・預金通帳の保管場所、キャッシュカード・クレジットカードなど、もしご自身に何かあった時にご家族が探せる場所にありますか? 保管場所を決めておき、このノートに記載しておくことでいざというときご家族を困らせることがなくなります。
私のこと(デジタルデータ:ID/パスワード)
そして昨今とても大事になっているのがデジタルデータについてです。LINEID・googleID・appleID、各種サイトのIDとパスワード、また銀行口座や生命保険・マイナンバーまで インターネットでのアクセスが必要となりなりメールアドレスとアカウントIDとパスワードが必須の条件となっているものが増えております。 また登録したメールアドレスが分からなくなるとパスワードの確認なども永久に出来なくなることさえございます。 大事なIDやパスワードはノートに記載し大切に保管しておくことが大切です。
私のこと(健康について)
掛かりつけ医や常用しているお薬など、エンディングノートは死亡した時のみではなく万が一の痴呆症にも役立つ場合がございます。 長く飲んでいるお薬などは記載しておくことで家族に伝えることができます。また臓器提供やアイバンクなどの意思表示も出来ます。
家族・親族について
ご家族と離れおひとりで暮らしている場合など、遠方にいるご家族について記載しておくことでいざという時に連絡することが出来安心です。 忘れてはいけないのはご自身に何かあった場合、言葉で伝えることが出来ません、記載しておかないと伝えるすべがないのです。
もしもの時、知らせて欲しい人
ご葬儀の際にご遺族とお話をすると故人の友人関係など分からないという方がほとんどです。もしもの時に伝えるべき、友人・知人など主だった方を記載しておけば、その方から他のお仲間にも伝えて頂けますので、親族・知人・友人など記載しておきましょう。
貯金・保険・不動産など
大切なものの保管場所やパスワードと関連がありますが、銀行の情報や加入している保険、また所有している不動産についてなどご遺族が名義の変更などを行う必要もございますので記載しておきましょう。
借入・その他
借り入れや金融機関より自動的に引き落としがあるものなど記載しておきましょう。短期間のものなどもあるかと思いますので鉛筆など消せるもので記入し、終われば消せるようにしておくと便利です。
お葬式
希望するお葬式について記載します。ご遺族になるべく負担をかけないようにと生前考える方が増えておりますが、どのような形式でのお葬式が予算の問題や心身的に負担が少なく セレモニーを行うことが出来るのかはご自身、またご家族の周りの方々とのお付き合いのあり方でも変わってきます。 ほとんどの方がご不安がある中でもしもの時を迎えてしまいます。是非一度「セレモニーたかはた:スタッフ」に事前ご相談ください。
菩提寺・宗派・家系図
菩提寺(先祖代々のお墓があるお寺)はどこにあるのか、住所や電話番号、また住職のお名前などもわかる場合は記載しておきましょう。亡くなられた場合、ご遺族は亡くなられた当日(夜間に亡くなられた場合は翌朝)連絡をとる必要がございます。また家系図などを残しておくことでご先祖の歴史などお子様などに伝えていくことができます。
お墓・仏壇
お墓や仏壇がすでにあるか、もしくはまだないかを記載しておき、ある場合はお墓の場所、ない場合はご自身の考えなどを記載しておくことでご家族がどうするべきかの選択しのひとつにもなります。
これまでの想いやお気に入りの写真
ご家族への感謝や想い出の出来事など記載しておくことでご自身の想いをご家族へ伝えることが出来ます。こちらも鉛筆などで記載し時々書き直すことが出来るようにしておくことで 一番新しい想いを残すことができると思います。またご遺影に使ってほしいお気に入りの写真、ご夫婦でツーショットなど選んでおくのもいいかもしれませんね。




